ものづくり｜金属加工・プラズマ装置・油回収装置の【泉工業株式会社】
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泉工業はこれまで30年以上の歴史の中でお客様と共に新しい製品を数多く開発してまいりました。
中小企業だからといって、御社の良いアイディアをお蔵入りにしていませんか？仕事の中で生れる様々な閃きを私達と一緒に形にしていきましょう。
私達は「中小企業による中小企業のための試作室」なのです。
中小企業だからといって、御社の良いアイディアをお蔵入りにしていませんか？仕事の中で生れる様々な閃きを私達と一緒に形にしていきましょう。
私達は「中小企業による中小企業のための試作室」なのです。
30年間金属加工業を行なっている泉工業に是非ご一報下さい。
泉工業は切削、板金加工、溶接加工など金属加工に大きな自信をもっており、
製品のクオリティを追求する職人魂を持ったスタッフが大勢そろっております。
御社の斬新なアイディアと、泉工業の長年の技術と最新の機材を掛け合わせて新しい商品・事業を起こしてみませんか？
御社の夢に泉工業の金属加工の技術をうまく利用し一緒に物づくりをしましょう！
ものづくりのことなら是非何でもご相談下さい。
泉工業は切削、板金加工、溶接加工など金属加工に大きな自信をもっており、
製品のクオリティを追求する職人魂を持ったスタッフが大勢そろっております。
御社の斬新なアイディアと、泉工業の長年の技術と最新の機材を掛け合わせて新しい商品・事業を起こしてみませんか？
御社の夢に泉工業の金属加工の技術をうまく利用し一緒に物づくりをしましょう！
ものづくりのことなら是非何でもご相談下さい。
ある樹脂製作業者様から、ポリスチレン製 試験管（φ12 高さ100mm）の内壁のみを親水化（濡れ性を向上させる）を依頼された。概要としては、検体で使用するスラント（試験管内に寒天培地を分注し、斜めにした状態で凝固させたもの）を販売しているある企業様が、ガラス製から樹脂製（ポリスチレン）に変更したいと言うことだった。
しかし樹脂は撥水性が高く、培地分注後に試験管を斜めにしようが、横にしようが中の培地は傾かない。（ガラスは比較的親水性をが良い為現行のスラントはガラス製）
試験管を樹脂製に変えるメリットとして、
①コスト削減 ②軽量化 ③強度 ④試験管のキャップは樹脂製であり、廃棄時の分別がいらないが挙げられた。これが開発のスタートだった。
（試験管から樹脂製に変えるメリット）
しかし樹脂は撥水性が高く、培地分注後に試験管を斜めにしようが、横にしようが中の培地は傾かない。（ガラスは比較的親水性をが良い為現行のスラントはガラス製）
試験管を樹脂製に変えるメリットとして、
①コスト削減 ②軽量化 ③強度 ④試験管のキャップは樹脂製であり、廃棄時の分別がいらないが挙げられた。これが開発のスタートだった。
（試験管から樹脂製に変えるメリット）
| 調達コスト | 廃棄の手間 | 強度 | 重量 | |
|---|---|---|---|---|
| ガラス製 | 高い 1本7.6円 サイズ：10×75【mm】 |
樹脂製キャップとの 分別が必要 |
弱い | 重い 比重：2.23g/cm3 |
| 樹脂製 | 安い 1本5.8円 サイズ：10×75【mm】 | そのまま廃棄可能 | 強い | 軽い 比重：1.04g/cm3 |
弊社にはこの時「大気圧プラズマ｣の技術があり、シート状表面の親水性・接着性を向上させる装置「IP-100シリーズ｣を保有していた。しかしシート状以外のものは経験がなかった。
というのも、大気圧中で発生させるプラズマは、照射距離に限界があり、長さ100mmの立体物の底まで親水処理を施すことは不可能だと思われた。
しかも、お客様からの処理の要望として、①試験管内外とも傷を付けないこと ②年間600万本を製作販売するので、1本あたりの処理時間を数秒で完了させる...だった。
気を取り直し、大気圧プラズマ装置を試験管底部まで入れるためペンシル状に改良することにした。しかし処理を試みたところ失敗。均一に処理ができなく、又時間も数十秒掛かってしまった。
というのも、大気圧中で発生させるプラズマは、照射距離に限界があり、長さ100mmの立体物の底まで親水処理を施すことは不可能だと思われた。
しかも、お客様からの処理の要望として、①試験管内外とも傷を付けないこと ②年間600万本を製作販売するので、1本あたりの処理時間を数秒で完了させる...だった。
気を取り直し、大気圧プラズマ装置を試験管底部まで入れるためペンシル状に改良することにした。しかし処理を試みたところ失敗。均一に処理ができなく、又時間も数十秒掛かってしまった。
それからというもの、数々の実験を繰り返したがことごとく失敗に終わり半ば諦めていた。その時蛍光灯が目に入った。「そうだ！蛍光灯の原理でやってみよう！｣
すぐに原理を調べ、実験したところ成功。やっとの思いで試験管内部の均一処理が行えた。が、喜んだのも束の間、1本を数秒で処理しなければならなかった。
この方法で1本処理するのに1分程。またもや頭を抱えた。しかしここまで来たら諦められない。同時に50本処理ができれば1本数秒の処理時間となる。
すぐさま50本処理可能なサンプル機の製作に取り掛かった。泉工業はものづくりを30年やっているだけあり、熟練した職人が豊富にいた。熟練した職人たちの本気は凄まじかった。設計・製作まで一週間とかからずサンプル機を作ってのけたのだ。
数々の苦難を乗り越え、ようやく100本同時に処理できる装置IP-230が完成した。
すぐに原理を調べ、実験したところ成功。やっとの思いで試験管内部の均一処理が行えた。が、喜んだのも束の間、1本を数秒で処理しなければならなかった。
この方法で1本処理するのに1分程。またもや頭を抱えた。しかしここまで来たら諦められない。同時に50本処理ができれば1本数秒の処理時間となる。
すぐさま50本処理可能なサンプル機の製作に取り掛かった。泉工業はものづくりを30年やっているだけあり、熟練した職人が豊富にいた。熟練した職人たちの本気は凄まじかった。設計・製作まで一週間とかからずサンプル機を作ってのけたのだ。
数々の苦難を乗り越え、ようやく100本同時に処理できる装置IP-230が完成した。
お客様より、実用化時では自動機（ライン稼働）を製作して頂きたいが、まず樹脂製試験管でのスラントサンプルを作製する為に100本処理機（手動機）を2台発注したいとのことで、すぐさま手動機2台を製作・納品した。何度も不備が生じ、その都度改良を繰り返した結果、「なかなか使い勝手が良いので、自動機は必要ない。その代わり手動機を後3台発注します｣とのことだった。我々は飛び上がって喜んだ。この時の達成感、感動は今でも働くモチベーションになっています。ものづくりをやっていて本当に良かったと思える瞬間でした。泉工業のチャレンジはまだまだ続きます！！
